伝承 | 怖い話まとめ【日本全国47都道府県別】

伝承一覧

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井戸(福岡県)

井戸と言えば、昔なら番町皿屋敷のお菊さん、最近なら貞子のテリトリーとして知られている。今どき井戸なんて……と思われるかもしれないが、九州北部では今も井戸水を利用している家庭は割とたくさんある、と聞いている。 水場として暮らしとの関わりあい...

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【長編】座敷わらし二編(岩手県)

座敷わらし その一 岩手県をテーマとして怪談を語るとき、座敷童子を避けて通ることはできないだろう。 民俗学者・柳田國男氏の『遠野物語』に「この神の宿りたまふ家は富貴自在なりといふことなり」という記述がある。 これが所謂、座敷童子のこと...

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落武者 (福岡県田川郡添田町)

「幽霊見たことありますか?」 「あぁ、落武者なら見たことありますよ」 嶋田さんは弱々しく答えた。 私が以前働いていた職場に下請けとして入っていた嶋田さんは、人柄はいいのだが、気が弱いところがあって、ノーとは言えない人間だった。 この...

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【長編】座敷童子(広島県、岩手県)

見知らぬ女の子 高校二年生の夏休みに、僕のお袋のお父さん、つまりおじいちゃんの法事で広島に行ったんですよ。 僕は部活の練習があったので、両親や兄弟とは一日遅れて行ったんです。 着いたのが夕方五時ごろで、その日はすごく疲れていたので、夜...

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竹の瀬戸(鹿児島県伊佐市大口鳥巣)

鳥神山の麓を流れる平出水側に、「竹の瀬戸」と呼ばれる淵がある。 この付近には昔、島津・菱狩の両軍が戦った古戦場「鳥神尾」がある。 鳥尾峠の戦いは永禄十二(一五六九)年に起こった。 島津軍と菱刈軍はこの地で戦ったのだが、島津方の罠にはま...

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平松神社 (鹿児島市吉野町)

鹿児島の参拝行事の一つに、「心岳寺詣り」というものがある。 心岳寺詣りは、十六代島津義久が弟の島津金吾歳久の菩提を弔うため、福昌寺十八世・代賢和尚を勧請、慶長四年(一五九九)、帖佐郷の飛び地、平松に建設した寺だ。 明治二(一八六九)年の...

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生き肝取り(鹿児島県)

医学の発達していない時代は、人の生き胆が何よりの良薬とされていたこともあったという。 だからといって人を殺して盗むわけにもいかず、病気や怪我などで死んだ人の墓を荒らして、肝を盗む者もいたそうだ。 当時の埋葬方法は土葬であったため、死人は...

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ボゼ 仮面装束(鹿児島郡十島村)

トカラ列島の一つに、悪石島という島がある。 名前からして興味をそそられる島なのだが、その由来は、「島のあちこちに石があり、岸から落ちてきそうだから」や、「平家の落人がこの島に辿り着き、追手が来ないようにこの名前を付けた」などの説がある。 ...

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戸田観音(鹿児島県薩摩川内市中村町)

樋脇川と川内川に合流する左岸の岸上に小さな社があり、戸田観音が祀ってある。 その下に黒ずんだ奇妙な像が二体置いてある。これはガラッパ(河童)であるという。 高さ五十センチほどの木彫りで、手足をいっぱいに広げ、大きな口から歯をむき出し全身...

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妙円寺詣り (鹿児島市〜日置市伊集院町)

この話は、私が鹿児島取材に行った際にお話を聞かせてもらった、某商店を営んでいる鹿児島市在住の幸子さんが二十年ほど前に体験した話だ。 幸子さんは小・中学校時代、毎年家族と「妙円寺詣り」に参加していたのだという。 妙円寺詣りとは、鹿児島三大...

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安良神社(鹿児島県霧島市横川町)

この神社の言い伝えを記す。 和銅年間(七〇八〜七一五年)に京都で宮仕えをしていた安良姫という官女が、あるとき川辺で紺染の直垂(上着と袴からなる衣服で、元は庶民が用いていたが、鎌倉時代から武士の礼服になった)を洗っていた。 その時たまたま...