戦争にまつわる話 | 怖い話まとめ【日本全国47都道府県別】

戦争にまつわる話一覧

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八甲田山のドライブ(青森県)

八甲田山とは青森県の中央部にある那須火山帯に属する活火山である。 映画『八甲田山』をご覧になった方はもうご存じだろう。 明治三十五年一月、ここで世界山岳遭難史上最大の惨事が起きた。日本陸軍の青森歩兵第五連隊が寒地作戦の一環として、兵営か...

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旧防空壕(宮城県桃生郡)

W君という、知り合いの青年がいる。 実家は宮城県の桃生郡。彼が言うには裏山もW家の所持する土地で、管理をしているのは祖父だそうだ。 「で、これはその祖父から聞いた話なんですけどね」 W君は語りだす。 遡ること、二十年ほど前の夏のこと...

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資料館(広島県)

その年の家族旅行は、広島だった。 万夜さんはお母さんと一緒に市内を巡った。 広島は川の町でもあって、市内には幾筋もの川が流れている。西から太田川放水路、天満川、太田川、元安川、猿猴川、これらの川の両岸と中州に市街地が広がっている。 そ...

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将校会館(東京都千代田区)

ある雨の日、絵本作家のTさんが東京九段に近い近代美術館前で、タクシーを拾った。 乗り込んで、あるところへ行ってくれと言うと、運転手が嫌そうな顔をする。 「何で?何が嫌なの?」と問うと「だって、雨降ってるじゃないですか。こんな日、嫌なんで...

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ヒロシマの子(広島県)

去年、母が死んだんです。 検査した時にはすでに遅く、末期ガンでした。 髪は抜け落ち、全身茶色に変色していました。顔も、手も、足も、まるでミイラのようになっていました。 その母が、死ぬ直前、私の手をしっかりと握りしめ、奇妙な事を言ったん...

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【長編】蛇になったお父さん(東京都)

サメ肌(アメリカ) 人が何か別の生き物になるという話は、洋の東西を問わず数多くあります。 満月の夜、狼に変身する狼男の伝説はヨーロッパで永く人々に信じられてきました。きれいな白い肌の男がまん丸い月を見ると、なぜか興奮して、全身毛に覆われ...

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幽霊は水が好き(東京都、千葉県、沖縄県、広島県、三重県)

タクシー(東京都) 幽霊は水が好き、というよりも、水が霊と深く関係していると僕は思うんです。 例えば、人は死ぬ時に、 「末期の水」 と言って、水を少しだけ飲ましてもらう。 もうこれで二度と生きて返れないかもしれない、というような時...

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兄の帰還(長野市)

Mさんという八十代の男性が体験した話である。 昭和十九(一九四四)年の盛夏のことだという。そのとき、Mさんは八歳だった。 ある日、Mさんは母親から隣村の乾物屋までお使いを頼まれた。距離にして十五キロメートルほどの道程を徒歩で行かなければ...

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屍穢 表参道が燃えた日 山手空襲(東京都)

昭和二十年(一九四五年)五月二十五日二十二時から未明にかけて、東京の山の手方面に四七〇機のB29が飛来、一面に焼夷弾を降らせた。この一晩で、死傷者七四一五名(死者三六五一名)、焼失家屋十六万六千戸の損害を出したそうである。 中でも青山界隈...

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円山川のゼロ戦(兵庫県)

それを見たのは、昭和四十四、五年の頃であろうか。 まだ小学生だった私は、戦争ごっこに夢中であった。 当時は、第二次世界大戦を舞台にした漫画や映画、アニメが氾濫し、男の子の冒険心をくすぐり、そこに登場する軍艦や戦車、戦闘機はこの世に存在す...

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寂心様の大楠の白蛇様(熊本市北区北部町)

樹齢800年といわれる、横に大きく広がった大楠がある。 寂心様の大楠と呼ばれ、この大きな枝葉の緑の傘の下に入ると、背すじがゾクゾクするような寒さと妖気と霊気、まじりあったような空気を感じる。 中世の武将、鹿子木寂心の墓とも言われる場所だ...

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関東軍最期の兄の霊(熊本市中央区黒髪)

熊本には村上姓が多い。中には村上水軍と関係のある人もいる。 村上水軍の末裔の村上正建さんは、現在村上家当主だが、実は23歳上に兄がいた。兄の芳雄さんは大学を卒業し、関東軍の伍長として満州へ出征していった。家族で旗を振って見送ったのを覚えて...