動物の話 | 怖い話まとめ【日本全国47都道府県別】

動物の話一覧

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赤城山の猫(群馬県)

群馬県に赤城山という名の山は存在しない。この山地には多数の峰があって、それぞれに名前がつけられている。赤城山とは、その総称、つまり渾名なのである。最高峰の黒くろ檜び山さんが標高一八二八メートルと、全国的に見れば格別高いわけではないが、長く広...

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屋敷蛇(群馬県高崎市)

高崎市出身のS子さんが、子供の頃に祖母から聞いた話である。 当時、S子さんの祖母は五十代後半であった。同居はしていなかったが、同じ町に住んでいて、共働きの両親の代わりによく面倒を見てもらっていた。祖父母の家は庭に昔から大きな蛇が棲み着いて...

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泣きっ面にハチな男(千葉県)

以前、『「超」怖い話』のシリーズで、鯉に取り憑かれた挙げ句に台風の洪水で自室が水没した紐井君のエピソードを書いたことがあった。先日、別の仕事で一緒になる機会があって、久しぶりに彼にあった。 「最近はどう?何かいいことあった?」 「いやぁ...

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もふもふ(東京都)

都内の商社に勤める良子さんは、毎日、通勤路として日比谷公園内を通っている。 ある晩、広場を横切ると、噴水の脇に「ピレネー犬」が伏せているのに気づいた。 小さい頃から犬が大好きだった良子さんは、立ち止まって遠くから眺めたという。 四、五...

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そんな「かわうそ」などいない!(長野県)

木村さんが小学生の頃、長野の山裾にある祖父母の家を訪れたときの話だ。 昼間、散歩に野良道を歩いていると、一匹の猫が畑を横切っていた。 淡いクリーム色の体毛に、先の黒い尻尾を揺らしたシャム猫に見えた。 猫好きの木村さんは、「チッチッ」と...

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油壺(京都府)

紫雲さんの母方のお婆さんのお話。 母方のご実家は丹後半島の突端の山奥にあった。 「今でも凄いよ。大雪が降ったらヘリで救援物資を投下しないとなんないようなド田舎」 太平洋戦争が終わって十年ほど過ぎてもまだまだ電気が開通せず、夜の灯りはも...

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流れる猫(大阪府寝屋川市)

「寝屋川の方に住んでる友達から聞いた話なんですけども、小さい頃よく友達と河原で野球やって遊んでたんですね」 天気は快晴。絶好の野球日和だ。 片野君が守備についていると、バシャバシャと音を立てながら川を何かが流れてくるのに気が付いた。見て...

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小さな存在(大阪市)

「仕事中やったんですよ。営業で車運転してて。ちょうど大阪の中央通りを車で走ってたんです」 信号が赤に変わり、停止する。ふと右側の窓の外を見ると、中央分離帯の茂みの中から小さな四本足の生き物がひょろひょろと現れた。 白く短い毛で覆われた細...

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【長編】犬女(京都府)

ついこの間、リビングに寝ころびながら、テレビをつけて、見ていたんです。 すると、ニュース番組のキャスターが、眉間にしわを寄せながら、凄惨な事件の原稿を読んでいる。 内容は、動物の虐待事件でした。 殺されていたのは、老犬のゴールデンレト...

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いじめの復讐 ハト(東京都)

ハトは、どこの国でも〝平和の象徴〟とされています。 理由は簡単です。世界中の宗教の元祖とも言うべきユダヤ教に、由来しているからです。 「ノアの箱舟」って知っていますよね。 怒った神が、大洪水をひき起こす。唯一、生き残れたのは、神に選ば...

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【長編】カメの甲羅(広島県)

海の神様の使い 昔から、「ツルは千年、カメは万年」とよく言いますが、実際、とても長生きするらしいです。だからでしょうか、カメは縁起のいい生き物として、世界中の人々に愛されている。古事記などにも、中国では仙人の乗り物として、よく登場します。...

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狐の家族(東京都世田谷区)

A子さんは幼い頃、世田谷区の大きな邸宅に住んでいた。 ある日ばあやが屋上で洗濯物を干すのを手伝っていたが、そこから隣の木造のアパートが見える。見るともなく眺めていると、A子さんはその一階の右端の部屋に不思議な光景を見た。 部屋のなかにお...